『あじわい』No.231(2026 SUMMER)に寄稿しています
2026.07.06
掲載情報
素朴で温かみのある駄菓子の本、『ふるさとの駄菓子 石橋幸作が愛した味とかたち』(LIXIL出版、2018年)をご紹介しましょう。
石橋幸作(1900-76)は仙台の「石橋屋」の二代目主人で、菓子作りをするかたわら、全国各地の駄菓子調査に心血を注いだ人物です。著作に『駄菓子のふるさと』『みちのくの駄菓子』(共に未来社)『駄菓子風土記』(製菓実験社)などがありますが、入手は難しくなっており、2018年に、石橋氏の資料による郷土菓子の展示が開催された折、冒頭のオールカラーの本が作られました。
展示についてはこちら
https://www.toraya-group.co.jp/toraya/bunko/activity/information18-03-09/
本についてはこちら
https://livingculture.lixil.com/publish/post-198/
青森のウサギ踊りの飴や、秋田のしんこ犬、岐阜のいかパンや徳島の福おこしなど、郷土色豊かな駄菓子が、味わい深い絵と文章で紹介されており、見ているだけで心がなごみます。
調査をもとに、紙粘土で作った菓子や表情豊かな飴職人の人形の写真もあり、真似して作ってみるのもおもしろそうです。
なお、駄菓子の思い出については、作家の中勘助、志賀直哉、画家の伊藤晴雨も作品に書き残しています。ぜひご覧ください。
虎屋文庫HP「歴史上の人物と和菓子」より
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