『あじわい』No.231(2026 SUMMER)に寄稿しています
2026.07.06
掲載情報
虎屋の羊羹の形がわかる、もっとも古い史料は、元禄8年(1695)8月の「御菓子之畫圖(おかしのえず)」です。この不思議な形は洲浜(すはま)※1と呼ばれるもので、おめでたい文様としても好まれました。当時の羊羹は、餡に小麦粉や葛粉を混ぜて蒸し固めた蒸羊羹だったと考えられており、蒸しあげてから形を作ったものでしょう。同時代に、同じ形の「白羊羹」の絵図も残っており、定番の形だったのかもしれません。
※1 洲が大きくなり、海岸線に曲線的な出入りのある浜辺(『広辞苑』六版)。
※2019年10月30日、新潮社より虎屋文庫『ようかん』発行(税込2420円)。是非ご一読くださいませ。
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